"Caledonia"(カレドニア)はこれまでの「型」にはまらないバイクです。
そして私たち Cervelo がこのモデルの好きなところです。
"Caledonia"(カレドニア)は、Cerveloチームが普段行っている"サーズディ ナイトライド"(木曜夜のライド)のメンバーで最初のアイディアが生まれました。
サーズデイナイトライドのルートは高速で路面状況も多岐にわたることが多いルートです。
より太いタイヤをR5に履かせたいですし、Asperoをより高速仕様にしてこのルートにマッチさせようとしたとき、新しいバイクデザインコンセプトが生まれました。
カレドニアはヨハン・ヴァン・スーメレンが2011年のパリ〜ルーベで優勝した"R3マッド"に触発されたデザインコンセプトですが、現代のロードライダー向けに最適化されています。
速さに優れ、かつ用途の広い、その結果、カレドニアは他のモデルにはない魅力的なものに仕上がりましたし、あなたもカレドニアに乗ればすぐにその魅力が分かるはずです。
統合されたハンドル及びフロントエンド、Rシリーズよりも幅広いタイヤクリアランス、ホイールカットアウトの裏側に隠されたフェンダーマウント、パリ〜ルーベのようなハードなコースでも勝てるジオメトリ、高速で楽しく、夢のようなライドに対応できるバイクが完成しました。
走行距離が3桁の大台を超えると分かっているなら、バイクはやっぱり"Caledonia"(カレドニア)です。
長距離のライドでは、滑らかな舗装路もあれば、脇道のひどい舗装、短いシングルトラックや裏道がつきもので、地域によってはストラーデ・ビアンケばりのエリアがあったりもするでしょう。そこでCerveloは、それらすべてを難なくこなして、130kmの地点でいきなり土砂降りに見舞われたときのためにフェンダーも取り付けられるバイクを作りました。
Cerveloでは、ロードバイクがエネルギーをつぎ込んでスピードを出すためだけのマシンとは考えていません。それはいわば魂の一部であり、世界観や理想とする暮らしを反映したものなのです。それは公園の芝生を突っ切ることであったり、左側のダートロードがどこに通じているか確かめることだったりします。そんな今どきのサイクリストのためのバイクがCaledoniaです。
バイクをデザインするときは、異なる形の実績あるチューブを集めたライブラリから手をつけます。
これらは他のモデルで使ったことのある形で、私たちは剛性や超軽量といったさまざまな長所を把握しているため、より短時間で微調整の段階に進むことができます。
Caledoniaの場合は、耐久性があって軽量、かつ空気力学のバランスがとれたバイクを目指していたことから、このタイプのレース用バイクに求められるパフォーマンスを達成できるパッケージを選びました。
Caledoniaでは標準の円形バー、ステム、シートポストを採用し、ライダーが妥協せずに自分に合わせた究極のライドを達成することができます。一体型のアクセサリーマウントや目立たない位置に取り付けられたフェンダーマウントで、洗練されたラインをキープ。
土砂降りの雨でもライトやコンピュータを持ち運べて、見た目のスピード感も損ないません。
速く見えるということは、つまり速いということです。
昨今のロードライダーたちは、長距離をハイペースで、制限されることなく目いっぱい楽しめるバイクを求めています。
低弾性のカーボンを主要な部分に使うことで高弾性ファイバーの過剰な剛性を抑えたこのバイクは、繊細さとは無縁です。ライダーの走りを考え抜いたデザインで、34mmのタイヤまたはフェンダー付きで31mmに対応しています。
寝坊、補給食の買い忘れ、メーターの充電ミス、洗濯出来ていないジャージ、何とも言えないジャージの組み合わせ...
走りだせばパンク、エネルギー切れでの失速、突然の豪雨...
長い長い1日のロングライドの中で、何度「最悪だ」とつぶやいても、ライド後は思わず「最高だ」と。
そう思わせてくれる最高の相棒になるでしょう。
取り外し可能なFDM
Cerveloのボルトオン式のフロントディレーラーマウントは、強度の高いアルミニウム合金製で、2つの皿ネジでフレームに取付けられます。
破損時に簡単に交換できると同時に、新規格が採用された場合には適合させることも可能です。
また、1×システムを採用した場合には、フロントディレーラーマウントを完全に取り外すこともできます。
エアロケーブルマネージメント
Cerveloのフレーム、フォーク、ハンドルバー、そして関連するコンポーネントは、ブレーキとシフトコントロールライン(機械式、電動式、油圧式)を風の抵抗を減らす様にしてエアロダイナミクス性能を高めながらも、ユーザビリティやパフォーマンスを損ねません。
ジオメトリー
Cerveloはこれまでの経験を踏まえて、特殊なユースケース、この場合はパリ〜ルーベに基づいてハンドリングと快適性の開発を行いました。
R-Series とスタック、リーチは同じです。
しかしながらチェーンステー長は5mm長くすることでパリ〜ルーベのような路面状況下でも快適性を確保します。
トレール量を60mm(R-Seriesでは57mm)に延ばし、より安定性を高めています。
タイヤ幅は35mmまで対応し、様々な路面状況をこの1台でこなすことができます。
剛性
Cerveloはグラベルカテゴリーの Aspero と剛性が同じになるようにカーボンの積層調整をしました。
さらにレースバイクであるというのが根底にあるため、2011年のパリ~ルーベで優勝した"R3マッド"よりも剛性を高めつつも、R-Series よりも剛性を落とすことで、より現代のレースに最適化されています。
ユーザービリティ
走行距離が3桁の大台を超えるとわかっているライドには、様々な装備が必要なケースが有ります。
"Caledonia"(カレドニア)にはフェンダーを取り付けるための穴や、マウントが付属しています。
ダウンチューブ上部に設けられたケーブルガイド(R-Series、Aspero 共通部品)も一部改良され、Di2ジャンクションポートがこちらに搭載されます。
これもパリ~ルーベのような路面状況下で落車等があった際、バーエンドジャンクションと比べてコンポーネントへのダメージを低減します。
■完成車
Size : 48 , 51 , 54 , 56
Color : Black/White