チャリンカー > 完成車・フレーム > フレーム > LOOK ( ルック ) ロードフレーム 795 BLADE RS DISC ( 795 ブレード RS ディスク ) プロチームホワイトグロッシー S
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■商品特徴
バイオレーサーの中の人です。
9月から始まった連載ブログ、
【月刊ディスクロードをガチインプレ!】
特設サイトはこちら↓
遅くもないけど速くもない、アラフィフのおっさんが毎回最低100kmをノルマにハアハアしながら最新ディスクロードをガチ(おっさん的当社比)でインプレします。
インプレだけじゃなくて、メリット・デメリットや規格の話など「ディスクロードの基礎知識」も紹介しています。
(リンク先は特設サイトと同一ページです)
近年の自転車界の一番のイノベーションは、ロードバイクへのディスクブレーキの搭載・普及です。
ただディスクブレーキを付けただけではなく、それが引き金になってロードバイクの性能自体が一歩上の次元に引き上げられた点が大きな進歩です。
今回もそんな「ロードバイクの最先端」を脚でジャッジすべく、街から山まで沢山乗り込んできましたよ!
2020 LOOK 795 BLADE RS DISC
フレームセット:¥410,000+税
メーカーサイトはこちら。
ビンディングペダルの生みの親、カーボンフレームのオーソリティ、フレンチブランドの雄、LOOK渾身のエアロロードです。
エアロ系モデル伝統の「BLADE」の名と、RACING SPORTの「RS」を冠したトップモデルの実力を探ります!
【バイクのキーポイント】
実走感をお伝えする前にこのバイクのキーポイントをご紹介。
画像はメーカーサイトより
>>>あらゆる性能に妥協しない
>>>抜群のエアロダイナミクス性能
>>>従来モデルより23%も衝撃吸収性向上
>>>サイズ毎に調整された全てのライダーに最適な乗車感と剛性
>>>ヒルクライムモデル785 HUEZ RSと双璧のトップモデル
この企画初の「真正エアロロード」、今回も試乗が楽しみです!
いつも通り、結論から。
マジで速い!
頑張らなくても速い!
これはもうTTバイク!
レスポンス&運動性能も抜群!
登りも速い!
では、どんなポイントがそう感じさせたのか、いつも通りちくちく綴って行きましょう!
・職場〜自宅往復 54km
・自宅から甲州街道・雛鶴峠へインプレライド 146km
計200kmです。
【事務所でポジション出し】
いつも通り、本職のバイクフィッティングシステム「バイオレーサー」でマイポジションを落とし込み。
↓こちらの身体スペック(174cm胴長短足)で、サイズS・ステム140mm 84度でポジションを出しました。いつも通りの前乗り仕様です。
サドルが前回のPRINCEと同じFIZI:KのANTARESだったので、今回はスマートローラー無しで前回の寸法データの再現のみでポジション出し完了。
ハンドルポジションを出すため、非公式仕様ですが普通の丸いフォークコラム用の普通のステムに換装。
ご興味のある方は自己責任にて。
(ちなみに自分は200km走っても問題ありませんでした)
純正ステムとスペーサーはこんなエアロ形状です。
フォークコラムは「0」字断面で左右が平面となっており、コラムとベアリングの隙間からワイヤーをフレーム内部へ導けるようになっています。
元々100mmのステム長に合わせたワイヤリングでしたが、ギリギリ足りました(コラムと同軸でワイヤーが回る内装方式だから可能な芸当)。
完全内装ではなく半内装ですが、お陰で整備性は良好ですね。
マイポジションがばっちり落とし込めたので、いざ実走!
【795 BLADE RS DISCで甲州街道へ】
エアロな795ブレードには淡々と続く緩斜面やアップダウンが良いだろうと、今回のルートは甲州街道をチョイス。
大垂水峠を越えて、
緩斜面の登りを上野原まで走り、
上野原から甲州街道を外れて雛鶴峠を目指し、
都留・大月に下りてからは甲州街道の緩斜面を下って帰る、
という流れ。
ガツン!と斜度のある登りや、距離のある登りは無いものの、そこそこの距離と獲得標高となるルート。
アップダウンも多く、エアロロードの実力を見るには好適なコースです。
【第一印象とペダリングフィール】
「コイツ、進むぞ!」
パッと乗ってすぐ分かるのがハイエンドモデルならではの剛性の高さと、スピードの乗りの良さ、速度維持の楽さ。
ペダルに込めたトルクが失われることなく、非常にクリアーにバイクへ伝わって推進力に変換されます。
流石、プロユースのバイクは一味も二味も違いますね(^^)
定常走行では、しなりやたわみ感はほぼ感じない硬めの踏み心地ですが、かと言って「硬すぎる」ことはなく、自分レベル(PWR4w/kg)でもちょうど良い、気持ち良く漕げる硬さと感じました。
アッセンブルされたCOSMIC PRO CARBON SL UST DISCの剛性と空力の影響もあると思いますが、どんどんペダルにトルクを掛けて進めたくなるタイプのバイクです。
ペダルを回す度に二字曲線的に速度がグワ〜〜〜っと上がって行くようなイメージです。
また、自分のペダリングスタイルと合っているのもありますが、ペダリングに気を使わなくても進むとも感じました。
3時〜4時で踏みやめる基本のペダリングが出来ている人なら、きっちりカッチリ進んで行くはずです。
逆に踏み切り型のペダリングをする人は、下死点まで深追いしないように気を付ける必要があると思います。
(その人のパワーに寄りますが、高剛性なので人によっては踏み切っちゃうと脚が負けるかもしれません)
【巡行・空力】
この795、セミエアロとかコンパクトエアロとかではない真正のエアロロード。
当然、平坦・下りはお手のもの。
セミエアロで感じる
「空力の効果、あるのか?無いのか?」
「あるかも?でもはっきり分かんないなぁ〜」
みたいなモヤモヤ感なし!
間違いなく楽で速いです。
第一印象で感じた高剛性からくるきっちりカッチリとした進みの良さと、フレーム形状による空力の良さが相まって、パワーメーターは無かったものの、同じパワーでもいつもより明らかに進みが良い。
無音で、いや正確には「コォォォォォーーーー」という硬い反響音を響かせながら、路面を滑空するように進んで行きます。
この滑空感、気持ちいい♪
いやコレ、TTバイク?って感じるレベル。
アドレナリン出まくりです。
エアロ+高剛性のお陰で平坦なら自分のL2(耐久走レベル)で35km/hがキープ出来ちゃう楽さ加減。テンポ走レベルで38〜42km/h前後で巡行できます。
以前試乗したマドンやS5と同等レベルの、
つまり現在最高レベルの空力の良さと感じました。
まあ、ズルいバイクですw
しかも一部のリアルTTバイクに感じる「空力は良いけど剛性が低くて進まないモヤモヤした感じ」は一切なく、そこは「プロロードレース」で使うことを前提にした「ロードバイク」、そういったネガは全く感じられません。
むしろモヤモヤとは真逆の、キレのある加速と速度維持性能です。
今回のライドは、このインプレ企画で最長距離(146km)、最高獲得標高(1742m)で、キロ当たり獲得標高も最高(11.8m)となりましたが、平均速度も最速レベルに(27.6km/h)。
この距離で山を走って、速くもないおっさんがソロで余裕を持ってこの速度なら上出来では?て言うかバイクのお陰です(^^;)
バイクの空力が良すぎて、自分の体が受ける空気抵抗を否応なく意識させられます...。
【登坂】
良く登ります!
エアロロードだけど、実に良く登る。
踏み心地に癖もなくとても漕ぎやすい。
カッチリとした剛性による踏めば響く(進む)感覚が登りでも失われることなく、逆に増幅されてるかも?と思えるくらい。
素材はもちろん、マッシブな造形も高剛性の一因
クランク3時位置に合わせてトルクをトン!っと掛けると、
スッ!とよどみなく進んで行きます。
平地に負けず劣らず、これまた気持ちよくペダリングできます。
大垂水峠も
雛鶴峠も
その他の名もなき登りも、終始楽しく登坂することが出来ました。
今回のルート、ライド終盤130kmを過ぎてから、数分掛かる小さな登りを2か所越えるのですが、疲労している状況でも登りの軽快感は失われず。
エアロロード=平地特化バイク、という思い込みは捨てた方が良さそうです。
【スプリント】
得意、いや大得意!
スプリンターではない自分でも明確に感じるスプリントの掛かりの良さ。
(スプリンターでは無いからこそ、より一層良さを感じるのかも)
これまたライド終盤140kmを過ぎてから、疲労している状況で信号ストップからスプリント開始。
初期から掛かりが良く、タン!タン!とシフトアップできて、それに呼応してスピードもよどみなく乗ってゆく。
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フレームサイズ : XS,S,M,L,XL
カーボンタイプ : HM46t、IM30t、HR24t、他ファイバー
付属
専用ADS ステム XS=90、S=100、M・L=110、XL=120
(※購入時にステム長を選択することはできません。)
専用フォーク+ヘッドパーツ(上下1-1/2)、専用シートポスト
BB : BB386
FD : 直付
完成車参考重量 : 7.87kg
(シマノ9170コンポ+コリマ WSクリンチャーホイール仕様 Mサイズ ペダル無し)
ディスクブレーキ規格 : ローター径 F160? R140? 12?径スルーアクスル