■商品特徴:今年のツール王者エガン・ベルナルも愛用する「SIDI」。SIDI初のワイヤーのみで締め付けを行うWIREが進化。シュータン部で足を包み込むようにしっかりとホールド。縫い目を削減することで抜群のフィット感を誇る。
■single tecno 3 push:SIDIのハイエンドモデルに装備されるこのシステムは従来、 シューズの外面に装着されていたワイヤー巻取り部をシュータン部分に移動させることで、 より足を包み込む様に締め付ける事が可能となりました。部品交換も可能で長年に渡ってお使いいただけます。
■tecno3 push:シディーの新しいテクノ3プッシュは、従来のテクノシステムをさらにブラッシュアップし、走行中でもより直感的に操作が可能になりました。 調整レバー真ん中の赤いボタンを押すことで、調整レバーが立ち上がり、走りながらでも快適なアッパーの締め付けが可能です。 メンテナンスや部品交換も可能です。
■soft instep 2&3&4:柔らかく熱整形されたフィット感の高いストラップは履き心地とパフォーマンスを向上させます。 全面を均一な力で締め付けることが出来、両側からのアジャストにより、足の中央に位置するよう調整できます。 メンテナンスや部品の交換も簡単に行えます。
■adjustable heel retention device:アジャスタブル・ヒールリテンション・システムは、ヒールカップ上部を補強し、くるぶしやかかとのフィット感を高めます。 ハードな上りや、スプリントの際にもヒールカップが横にずれることはありません。 2本のねじで、左右独立した調整が可能です。 (+)の方に回すと締まり、(−)に回すと開きます。
■sidi heel cup:補強されたヒールカップはペダリング時の足を最適な位置に保持し、大きな力がかかった際の変形を防ぎます。
■replaceable heel pad:すべりを防止し歩行を容易にする、ポリウレタン製ヒールパッド。
■ヴェント カーボンソール:ヴェントカーボンソールの特徴は、軽量かつ堅牢さから得られる優れたパワー伝達性だけでなく、暖かい気候でもシューズ内部を快適に保つ点にあります。 気候に合わせ開閉できるヴェント・エアインテークにより、空気をシューズ内に取り込むことができます。 このソールの適度なしなりが、足裏の腱へのストレスを取り除き、血流の循環をサポートするよう生態力学的に設計され、ハンドメイドで作られています。
SIDIはイタリア北部のヴェネト州、マゼールという小さな町に社屋を構える、サイクリングシューズとモーターバイク用のブーツメーカーです。この地に生まれ育ったDino Signori氏が1959年に設立した会社で、2019年、創業から60周年を迎えました。“SIDI”のネーミングは、同氏の姓と名から2文字ずつ取って命名されたものです。
戦時中に幼少期を過ごしたDino氏は、子供の頃から家族を支えるため、大人に交じって懸命に働いたと言います。その頃に出会ったサイクリングは、貧しさを乗り越えて必死に生きる彼にとって、息抜きであると同時に「プロの自転車選手になって家族を養う」という夢を追いかける時間でもありました。幾つもの職業経験を経て、青年期に身に付けたのが他ならぬ靴作りの技術。様々な事情で自転車選手としてのキャリアをあきらめたDino氏は、靴職人として腕を磨きつつ、北イタリアを中心にハイキングブーツやスキーブーツを売り歩いたそうです。そしてDino氏が作った靴に対する回りの評価は日毎に高まりました。彼の名声が自転車界に届いた時、彼は靴職人として、かつて夢を追った自転車レースの世界に身を投じることになったのです。
SIDIのシンボルマークであるspiral(渦巻き)は、Dino氏の靴作りへの止まない情熱、SIDI創業当時のイタリア経済復興、回転するホイールなどを象徴するものです。
アジアに生産拠点を設けず、マゼール本社と隣国のルーマニアの自社設備でのみ生産を行うSIDI。ルーマニアから届いたシューズは、1足ずつ箱から取り出して隅々まで検査を行う徹底ぶりです。Dino氏の靴職人としての姿勢は昔も今も変わることはありません。
「SIDIのシューズは重い」という声を時折耳にします。それはSIDIが「履き心地」を何よりも優先しているためです。ライダーに最適な履き心地を提供するため、様々な調節機能を備えているSIDIのシューズ。その結果、重量は増します。しかし「手に持って軽いシューズ」と「重くても快適な履き心地のシューズ」、果たしてどちらに価値があるでしょうか。多くのプロ選手が愛用して、数多のトップ選手を幾多の勝利に導いている事実をみれば、その答えは明らかです。
「軽さは大事である。でも軽さより優先させることがある」
Dino氏の理念が体現されたシューズは、機能部品として最高のバランスのうえに成り立っています。そんなDino氏を慕って、今日も氏の元を現役プロ選手や引退した名選手が訪れます。チームの契約によりSIDIのシューズを履けなくなったプロの選手たちも、Dino氏を訪ねてくることは珍しくありません。選手が自由に機材を選べた時代の名残りかもしれませんが、Dino氏とプロ選手が固い友情で結ばれていることも、SIDIにおいて昔も今も変わらないことです。このコミュニケーションこそ、SIDIが最高の機材を生み出す原動力なのです。
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