ABOUT BENELLI
ベネリの始まり
「ベネリ」には、2輪車への情熱により紡がれた一世紀にわたる伝説的とも言える挑戦、勝利と成功の歴史があります。
1911年、イタリア・ペーザロにてテレサベネリは親族内の出資により修理工場を立ち上げ、6人の息子たちと働き始めました。当初は整備工場を運営する傍ら、ごく限られた自動車とオートバイのスペアパーツを製造していました。
1919年に最初のエンジンである2ストローク75cc・2ストロークのエンジンを開発。これは自転車のフレームに搭載されましたが、当時は満足の行く性能を発揮するものとはなりませんでした。
レースへの挑戦
1921年12月、「ベネリ」のオートバイが初めて現実のものとなり、2ストローク98ccのツーリング、125ccのスポーツ2車種のライトウェイトバイクが発表されました。1923年には147cc仕様が追加され、トニーニョベネリがこれを駆りレースで勝利を収め始めたことで、ベネリはヨーロッパ全土に知れ渡ることとなりました。1926年、ジュゼッペベネリは新たに、4ストローク・OHC・独自の4ギヤトレインを装備した175ccのオートバイを設計しました。これは大排気量車を凌ぐ性能を発揮し、トニーニョベネリは1927年、1928年、1930年、および1931年のイタリアチャンピオン獲得を初めとする、数え切れないほどの栄冠を勝ち取る事となりました。
しかし戦争により甚大な被害を受け、工場は破壊され、残されたものは瓦礫の山と空っぽの建屋だけでした。しかし、工作機器を集め1947年にはレース活動を再開し、1950年にアンブロジーニが、1969年にオーストラリア出身のライダーであるケルビンキャラザースが、2度の250ccクラスのワールドチャンピオンシップを獲得することで頂点を極めました。
ベネリ オートバイの歴史
「オートバイの販売としては、1951年には、『レオンチーノ』の発表を、1962年に、『レティツィア』を発表し、数ヶ月で2000台以上を販売するなど、好調な売れ行きを示すも、1972年にイタリアのレッサンドロデトマソにより買収され、後に多気筒オートバイとして、750cc・6気筒を発表。
1988年に「ベネリ」は衰退状態に陥りましたが、1995年にイタリアのアンドレアメルローニが新会社のリーダーとなり、新たなスタートはアグレッシブなスクーター『491』を皮切りに、900cc3気筒の『トルネード』、1130cc3気筒の『TNT』といったスーパーバイクを投入しました。
2005年の12月に「ベネリ」は中国に本拠地を持つQ.J.グループに吸収され、イタリアと中国にまたがる新たなシナジーを得て、『レオンチーノ』、『302R』、『TRK502』、『BN600I』、『TNT1130R』などのオートバイを、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オーストラリア等で販売(現在、日本での正規販売は弊社「株式会社プロト」が行っております)。
2016年8月、欧州の名門VOLVOやLOTUS、EVの新鋭Polestarを傘下に収める巨大企業GEELYの資本参加を受け、イタリアの古豪オートバイブランドは“新生 Benelli"として歩みを進めています。
2011年に「ベネリ」は創立100周年を迎え、この年にベネリは電動アシスト自転車を発売することを決断し現在に至ります。
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