上りも下りもこなすバイク
R5が目指すのはただ一つ、誰よりも早くトップに到達すること。けれども、頂点を極めた先にある栄光や祝福は、ヒルクライムの難所を克服しただけで得られるものではありません。ダウンヒルで勝負がつくことはあまりありませんが、ダウンヒルを制することなく勝利をつかむのは不可能です。ヘアピンカーブを曲がり切れないクライミングバイクは、例えるならカフェインレスコーヒーのようなもの。このバイクはR5の4番目のバージョンとなりますが、これまで重量と剛性に変化はあっても、ダウンヒルでのハンドリング、安定感、比類のないパワーは変わることなく、これまで受け継がれています。
あらゆる方向へ、より速く
新しいR5フレームは旧モデルよりも130g軽量化されており、もとも軽いフレームがさらに16%軽くなりました。 このフレームをS5やP5で使用する際の最も重要なポイントは空気力学ではありませんが、ケーブルを内側に配置することで抵抗を25g削減しています。
・フォーク: | Cervelo All-Carbon, Tapered R5 Fork |
・ヘッドセット: | FSA IS2 1-1/4 x 1-1/2 |
・ホイール: | New Reserve 34/37mm DT370, 24h (F), 24h (R), 22.6mm IW (F), 21.6mm IW (R), Center-Lock, Tubeless Ready |
・タイヤ: | Vittoria Corsa TLR G2.0 25c |
・クランクセット: | Shimano Ultegra 8100 52/36 |
・ボトムブラケット: | JY-BB 24 |
・チェーン: | Shimano CN-M8100, 12 spd |
・フロントディレイラー: | Shimano Ultegra Di2 8150, 12 spd |
・リアディレイラー: | Shimano Ultegra Di2 8150, 12 spd |
・カセット: | Shimano Ultegra CS-R8100, 12 spd, 11-30 |
・シフトレバー: | Shimano Ultegra Di2 8170, 12 spd |
・ハンドルバー: | Cervelo HB13 Carbon |
・ステム: | Cervelo ST31 Carbon |
・ブレーキキャリパー: | Shimano Ultegra 8170 Hydraulic Disc |
・ブレーキローター: | Shimano RT-MT800, 160mm |
・サドル: | Prologo Scratch M5 PAS TiRox |
・シートポスト: | Cervelo SP24 Seatpost |
・アクセサリー: | Cervelo Faceplate Front Computer/Accessory Mount, Cervelo Rear Accessory Mount |
※コンポーネントは変更される場合があります |
cervelo(サーヴェロ)は1995年に設立された。きっかけは、2人のエンジニア、フィル・ホワイトとジェラルド・ヴルーメンが革新的なタイムトライアルバイクを開発しようと決めたことだった。
あるイタリアのトップレーサーは、彼のスポンサーがタイムトライアルに興味がないことに不満を感じていた。そして彼は最速なタイムトライアル バイクの設計をヴルーメンに依頼した。そのレーサーの所属するチームとのコラボレーションのもと、基本設計から始めたヴルーメンとホワイトだったが、当初 その協力は一度限りのつもりだった。
目指したものは最高のエアロダイナミクスと軽さと強靭さを兼ね備えたバイクであり、市場性は無視されていた。そこから生まれたサーヴェ ロ"Baracchi"はあらゆる面で高次元にまとまったラディカルなバイクだった。ハンドリング、強靭さ、快適さ、そしてエアロダイナミクスのために、 幾度となくテストが繰り返された。そしてそれはチームの熱意にも合致し、相乗効果となった。
トライアスロンやロードレースの世界で、ヴルーメンとホワイトは一目置かれるようになった。彼らが新しいバイクを持って出かけると、どこへ 行っても「そのバイクはどこで手に入れられるのか」と聞かれた。チームのスポンサーは"Baracchi"を市場に出すことに興味がなかったが、プロライ ダーやトライアスリートから厚い支持を受けた彼らは、自らサーヴェロサイクルズを興した。
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